SGH Shuuwa General Hospital

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当院の理学療法士が能登半島地震の被災地で支援活動を行いました

 令和6年1月1日に石川県能登半島地方に地震が発生し、多くの避難者が避難所での生活を余儀なくされています。この度JRAT(=日本災害リハビリテーション支援協会)からの要請を受けて、当院から理学療法士(PT)2名を派遣しました。PT2名は避難所にて、医師の指示のもと医療活動を行いました。

 石川県金沢市の避難所を中心に3日間(3月30日~4月1日)活動しました。当院からの派遣時には復旧期~復興期を迎えており、街並みでの被害は落ち着いているものの、まだ避難所で生活している方が大勢いました。
 他院の医師の指示の元、リハビリや歩行器・その他補助具の調節や設置、ロジスティック業務を中心に実施させていただきました。また、長期にわたり活動が制限されているため、ストレスなどに対し心のケアなども必要とされており、折り紙や塗り絵、集団体操なども行いました。今後はストレス緩和目的に避難所に喫茶スペースも設けるとのことで、様々な発想やアイディアに感銘を受けました。

 被災地での派遣終了後に、院内で報告会を開催しました。リハビリテーション科内で今回の経験を共有し、有事の際には的確な行動ができるようにしたいと考えています。

 当院のリハビリテーション科は院内の患者さんだけでなく、春日部市内の高齢者の住民の通いの場合における介護予防活動にも関わっています。そこでは、主に春日部えんJOY(えんじょい)トレーニングを実施しており、運動のサポート活動を行なっています。

 今回の災害派遣では被災地という大変な状況下でも、被災者同士で友人と仲良く会話や運動を行なっている場面が見受けられ、コミュニティの大切さを学びました。今後も春日部市内での地域活動を行うにあたって、気軽に行けて楽しく運動ができる、そんな住民の通いの場作りに貢献していきたいと思います。