循環器内科は心臓・血管の病気を診断し治療する診療科です。
- ◯動悸がする
- ◯胸が痛い
- ◯息切れがする
- ◯むくみがある
などの症状は心臓が原因で生じる可能性があります。
当院では専門医が虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心不全、心筋症、弁膜症、不整脈などの循環器疾患の診断・治療を最新の検査装置を用いて行っており、心臓カテーテル治療は24時間体制で対応しております。また、心臓超音波エコー・負荷心筋シンチグラム・心臓CT・運動負荷心電図・心臓MRIなどカテーテルに依らない方法での診断も行っています。
冠動脈治療においては冠内圧の測定を行うpressure wireを用いてのFFR(冠血流予備能)の測定も積極的に行い、適正な治療適応の診断に努めています。また、IVUS(血管内超音波)やOCT(光断層撮影)などの血管内イメージングを用いた適切な治療法の選択にも努めております。
令和2年からは施設認定の改定に伴い、従来治療困難だった高度石灰化に対する高速回転式アテレクトミー(ロータブレーター・ダイヤモンドバック)も使用可能となりました。これによりエキシマレーザーを除くほぼ全ての血管内治療が当院で行えるようになりました。慢性完全閉塞病変や左主幹部病変といった一般に治療困難な複雑冠動脈疾患に対しても高い技術を持った専門医が高い成功率で血行再建術を行っております。
※右図はボストンサイエンティフィック ジャパン患者説明用資料より※
心房細動や発作性上室性頻拍症などの動悸の原因となる不整脈に対するカテーテル治療(カテーテルアブレーション)についても、東京医科歯科大学の不整脈チームと連携して治療を行っておりましたが、2024年4月から不整脈専門医が常勤として勤務するようになり、3Dマッピングシステムを使用した高周波アブレーション治療が当院のスタッフのみで施行できるようになりました。
四肢の動脈閉塞や血管瘤は血管外科と連携し最良の治療を提供しています。従来外科治療でしか治療困難だった血管疾患についても血管内治療を幅広く行っています。また、フットケアチームによる他職種連携で下肢壊疽などの救肢にも積極的に関わっています。
頸動脈狭窄など頭蓋内の血管疾患についても脳神経外科と連携して最良の医療を提供しています。
当院は東京医科歯科大学の関連病院であり、循環器内科常勤医6名(循環器学会専門医4名)、非常勤医師6名で診療にあたっています。
日本循環器学会からは循環器専門医研修施設の認定を受けております。
- 部長
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後藤 亮(ごとう りょう) H8卒
日本循環器学会 循環器専門医
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本心血管インターベンション治療学会 専門医・指導医
埼玉県 身体障害者福祉法十五条指定医(心臓機能障害)
埼玉県 難病指定医 - 部長
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中村 浩章(なかむら ひろあき) H9卒
日本循環器学会 循環器専門医
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本不整脈心電学会 不整脈専門医
日本医師会 産業医 - 医員
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木村 文香(きむら あやか) H27卒
日本循環器学会 循環器専門医
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 JMECCインストラクター
日本救急医学会 ICLSコースディレクター
日本心血管インターベーション治療学会 認定医
日本周術期学会 経食道心エコー認定医 - 医員
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山川 祐馬(やまかわ ゆうま) H30卒
日本内科学会/日本専門医機構 内科専門医 - 医員
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保田 惇ノ介(やすだ じゅんのすけ) H31卒
日本内科学会/日本専門医機構 内科専門医 - (併任)
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萩元 宣彦(はぎもと のぶひこ) H4卒
日本循環器学会 循環器専門医
日本内科学会 認定内科医
埼玉県 身体障害者福祉法十五条指定医(心臓機能障害)
埼玉県 難病指定医
- 院長
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安達 進(あだち すすむ) S62卒
日本循環器学会 循環器専門医、関東甲信越地方会評議員、FJCS
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本医師会 産業医
埼玉県 身体障害者福祉法十五条指定医(心臓機能障害・じん臓機能障害)
埼玉県 難病指定医
日本人間ドック学会 人間ドック認定医